山形は#1村上のジャンパーで先制。群馬も#0小淵の3Pシュートで対抗。群馬は#0小淵がピックプレーから仕掛け外国人に合わせて得点し2-5。序盤お互いにディフェンスでプレッシャーをかけ流れを掴もうとするが、残り4分33秒の時点で同点。お互いにアウトサイドシュートの確率が上がらない中、群馬はインサイドにボールを集めだす。山形は2-3ゾーンで対抗。群馬も山形のゾーンを崩しきれず苦しいシュートが目立つが、リバウンドを取り加点していく。残り1分13秒で9-13と群馬がリード。1Q終盤に山形がリバウンドから速攻を決めるも11-15の4点差で1Q終了。
山形はインターセプトから#9佐藤が得点し勢いをつける。一方の群馬はインサイドを起点に得点。山形は#2ゲイリーのリバウンドから#9佐藤がバスケットカウントをもらいフリースローも決め21-23。ここで山形は前半1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、群馬は再びゾーンディフェンスを仕掛ける。山形は残り5分07秒、#50伊澤のフリースローで25-25の同点にするも、群馬#55カズンにリバウンドシュートを許してしまい25-27と再びリードを許す。群馬は#1ケネディの1対1で高さを生かし加点する。どちらも主導権を握らない展開が続く中、山形は#2ゲイリーのリバウンドシュートが決まり、残り1分27秒29-31で群馬はタイムアウトをとる。タイムアウト明け、山形は#50伊澤の個人技で得点するが、残り4秒で群馬#1ケネディに決められ31-34で2Q終了。
山形は高橋の1対1から3連続得点。群馬はインサイドで得点する。一進一退の攻防が続き開始3分で38-40。その後、こう着状態となりお互いに我慢の時間帯が続く。山形のターンオーバーから6点差になり、群馬に流れがいきかけたが山形は高橋の3Pシュートなどで2点差に迫る。残り2分12秒#15セスの3Pシュートで同点とする。ここから点を取り合い群馬#55カズンがブザービターでバスケットカウントを沈めると、フリースローもきっちりと決め53-57で3Q終了。
山形はディフェンスプレッシャーをかけ群馬に苦しいシュートを打たせる、#50伊澤が連続でオフェンスリバウンドを取り、フリースローで加点し3点差まで迫る。さらに相手のターンオーバーから#14高橋が3Pシュートを沈め、残り4分27秒でついに群馬を捉える。流れは一気に山形へ。オフィシャルタイムアウト後山形は#9佐藤のシュートでついに逆転に成功する。会場は最高の盛り上がりを見せる。群馬はオールコートでディフェンスを仕掛け勝負に出る。突き放したい山形だが後1本が決まらずに流れに乗り切れない。残り1分55秒69-67。群馬はタイムアウトを取って得点を取りに行くが、逆に山形#50伊澤にポストプレーでバスケットカウントを決められ70-67。残り34秒。群馬#55がプットバックで70-69。山形はローポストの#50伊澤にボールを集め群馬はたまらずファウル。残り24秒。#50伊澤はフリースローを2本とも決め72-69。群馬も#55カズンがゴール下を決め72-71の1点差とするとファウルゲームを仕掛ける。しかし山形は#14高橋が落ち着いてフリースローを2本とも決め74-71。残り18秒。群馬は最後のタイムアウトを取り、#1ケネディが3Pで同点を狙うが決まらずに、引き続きファウルゲーム。しかし山形は#50伊澤、#14高橋がフリースローを確実に決め逃げ切りタイムアップ。78-73で山形が昨日の雪辱を果たす。
ヘッドコーチ・選手コメント
棟方 公寿
全てにおいて全員が我慢強くやってくれた。
今日のミーティングでは、昨日の試合で前半はしっかり相手と戦えていたこと、そして前半と後半で自分たちが全く違うチームになっていたことを伝えた。選手たちもその言葉に頷いていたので、今日は臆することなく相手に向かっていき、それを40分続けるだけだ、自分たちのマイナスの部分ではなく、いいところをもっと出していこうと伝えた。今日は#14高橋祐二、#50伊澤実孝が外国籍選手にしっかりと向かっていき、#10コーリーの代わりにディフェンスをしっかりとってくれた結果、試合の要になったと思う。今日はこの2人の活躍が目立っていたが、他の選手たちも一生懸命ディフェンスをしていたし、コート上でものすごく声が出ていた。そういうところが今日の勝利に繋がったと思う。全てにおいて全員が我慢強くやってくれた。
高橋 祐二
コート上の5人がしっかりコミュニケーションをとっていたので臆することなく相手に向って行けた。
今日の試合はオフェンスリバウンドを取られる場面もあったが、ディフェンスで崩れることなく、チーム全員で声を出すことが浸透してきたと思う。オフェンスもアタックがきいていたので、そこでうまく点を取れたので良かった。
今日はコート上の5人がコート内でコミュニケーションを取っていたので、臆することなく相手に向かっていけたのではないかと思う。試合に入る前から、オフェンスリバウンドと、#51根東裕隆選手や#1トーマス・ケネディ選手をしっかりマークしようということを話していた。オフェンスは自分たちの動きを明確にして、その中でボールを動かして人も動かしてということができていたので、今日はよく戦えたと思う。
自分たちはまだまだこれから成長していけると思うので、今日みたいなゲームがいつもできるように、残り10試合、練習から向上心を持ってやっていきたい。
伊澤 実孝
1試合通して最後まで集中力を切らさずに戦えたのが今日の勝因だと思う。
リバウンドを取られてしまい、簡単なセカンドショットを与えてしまったりと第3Qが終わるまで相手にリードされる展開が続いていたが、今日は試合終了まで集中していたし、取られたとしても最後まで粘ってやったので第4Qでしっかり相手を離して勝ちきれた試合だった。1試合通して最後まで集中力を切らさずに戦えたのが今日の勝因だと思う。
昨日の試合は自分の中でも不甲斐ないというか、自分の中でやりきれた感じがなかった試合だったので、今日は自分のプレーを全力で出し切ろうという気持ちで試合に臨んだ。今日はリングにしっかりアタックしたり、周りがしっかり自分にパスをドライブして合わせてくれてその中でシュートを打てたり、ファウルをもらったりすることができたので、こういったプレーを残り10試合しっかりやっていきたい。
相手の外国籍選手のリバウンドが強いというのは昨日の試合でも数字に表れていた。#2ゲイリーと一緒に出たときはゲイリーが抑えてくれるので、自分がそこに飛び込んでいかないとリバウンドが取れないというところはしっかり意識していた。
リバウンドがチームとしての課題だと思っているし、今はゲイリー1人で頑張ってくれているとところがあるので、そこをチームでどうやっていくかというのが残りの試合を勝ち切るためには必要だと思う。今日はフリースローの数も多かったので、チームとしてフリースローをもらえる数をきっちりキープしながらリングにアタックしていきたい。